上海万博終わる・・・



 10月31日を持って6カ月にわたって催された上海万博が閉幕した。終わって見ればあっという間のような気もするが、出店していた当事者から見れば、準備期間も含め、1年以上にわたる長丁場だったので、やれやれやっと終わったという気持ちもある。
 入場者数は目標の7000万人を超え、政府のメンツは保たれた。特に10月に入ってからの入場者数は、急に増え、5月と9月の少なさがうそのようである。タダ券を配りまくっていたが、大阪万博の時もそうだったのか?日本を超えることが目的の一つだったので、中国にしてみればまずは目標達成というところだろう。

 はたしてこの万博が中国にもたらしたものは何だろう。オリンピック、万博と大きなイベントをこなしたがこれから先はどうだろう。

 商売上、万博を観察して感じるのは、まだ一般国民の消費水準は低いことである。日本へ来る中国人は、それなりに資産をもっているので高価なブランド品や電化製品を買って帰ることができる。成田空港で1台数万円の炊飯器を10台も持っている家族を見た。我が家の炊飯器より立派である。そんなに持って帰れるのかと心配になるが、万博の買い物客を見ると50元(約650円)を超えると「高い」という。我が社と同じパビリオンにヨーロッパブランドの店も出店していたが、客は寄り付かず閑古鳥が鳴いていた。まあ、あの人ごみの中でブランド品の入った袋を提げて歩くモノ好きもいないだろうが、とにかく高いものは売れなかった。金持ちは多いが、月2万円以下の収入で暮らしている人が圧倒的に多いのも現実だ。中国のマーケットがその期待にこたえられるのは、まだまだ先か・・・。
 
 それにしても、万博の喫茶店でアイスコーヒーを頼んだら、熱いコーヒーともう一つのカップに氷を入れて出してきた。上海市内の結構高級な喫茶店でも、アイスコーヒーを頼んだら5㎜くらいの氷が浮いていたので聞いてみたら、氷の上に暑いコーヒーを注いだものだった。
中国人はアイスコーヒー飲まないのか?